R03前川区長・小林2L修正令和3年第二回練馬区議会定例会  練馬区議会自由民主党 小林みつぐの一般質問(要旨)                                                              私は、今定例会におきまして、6月8日に練馬区議会自由民主党を代表して、一般質問の機会を得ました。日頃より皆様から頂いているご意見ご要望ご提案を反映するべく、疲弊している区内産業経済対策(自民党の提言による30パーセントのプレミアム付き商品券発行等)を始めとして、中村橋駅周辺のまちづくり、教育環境の整備(少人数の学級対策)などについて区の見解を質しました。区長および関係理事者からは、それぞれ前向きで積極的な答弁を得ることができました。                                                                         下記の一般質問の要旨(抜粋)をご参照下さい。                                                          <区長の基本姿勢について >                                                                質問1①現時点での区の財政見通しについて、区長の見解は。                                                  答弁⇒①区の財政は厳しくなっている。財政の持続可能性を堅持するため、施策の優先順位を見極めながら、適切な財政運営に取り組んでいく。             質問②ビジョン・アクションプランの見直しについての考えは。                                                   答弁⇒②財政見通しを踏まえて優先順位を精査し、令和4年度・5年度の具体的な取り組みを明らかにする。                             質問③見直しに当たっては、区の財政状況や優先して取り組むべき課題など、区民にわかりやすく説明し、共有しながら進めて頂きたい。考えは。            答弁⇒③データー等を用いて、区政を取り巻く課題と対応の考え方をわかりやすく示し、意見を伺いながら進めていく。                        質問④コロナ後を見据えた新しい区民生活の支援と区内産業を支援するため、9月に大型補正予算での対応が必要では。所見は。                    答弁⇒④昨年は例年を上回る規模の補正予算を編成した。今後、コロナ後を見据えた施策についても検討していく。                          <新型コロナウイルス感染症対策について>                                                          質問2①現在の感染状況を区としてどのように分析しているのか。                                                 答弁⇒①区内新規感染者数は、ゴールデンウイーク後は一日約60人だったが、現在は約15人と減少傾向にある。変異株は感染力が強く、引き続き、厳重な警戒が必要。 質問②変異株は重症化のリスクも高いといわれており、自宅療養者の体調が悪化した際などに適切な医療を受けられる仕組みを構築することは大変重要である。区の対応は。答弁⇒②パルスオキシメーターの貸与対象をすべての自宅療養者に拡充し、毎日電話連絡を行うなど、病状悪化の早期把握体制を強化している。緊急時に緊急入院できる体制を整えている。                                                                       質問③PCR検査の効果を上げるため、工夫した点は。                                                     答弁⇒③高齢者や障害者も採取しやすいよう、綿棒による採取も可能なキットを使用している。また、きっとの授受は郵送で行っている。                質問④コロナウイルスの感染状況を踏まえ、7月以降の検査の実施について考えるべき。区の考えは。                                答弁⇒④区独自の検査が継続できるよう検討していく。                                                     質問⑤区内病院の経営は現在どのような状況か。必要に応じて更なる支援策を検討すべき。見解は。                                 答弁⇒⑤区独自の支援を実施。引き続き、国や都へ支援を要望していく。                                             質問⑥最前線で奮闘している医療従事者に対する支援は今後も続けていくべき。昨年度同様、寄付金を活用しながら更なる支援を。区の考えは。             答弁⇒⑥特殊勤務手当に対する補助を引き続き実施するため、必要な経費を本定例会に補正予算として提案している。引き続き続き、寄付金を活用した支援を検討していく。質問⑦ワクチン接種にかける区長の思いは。また、自民党が提言した、ワクチン接種を子どもと触れ合う気機会が多い保育所、幼稚園小中学校、学童クラブ、児童館などの従事者に加えたことを評価する。                                                                答弁⇒⑦希望する全区民への接種を早急に実現したい。練馬区モデルの実施により、毎週4万6千回の接種が可能となり、遅くとも、10月中旬には、区民65パーセントへの接種が終了する見通し。                                                                  質問⑧自民党の提言により、区では医師会と調整の上、区独自の支援を行うとのこと。区が行う支援の概要や目的は。                         答弁⇒⑧接種実績に応じて1バイアルあたり2,500円を支援し、接種の促進を図る。                                      質問⑨接種券の発送時期や予約状況、接種実績などの詳細な情報を分かりやすく公表していくべき。所見は。                             答弁⇒⑨区報等で公表。ホームページで随時知らせるなど、きめ細やかな情報発信に努めていく。                                  <産業経済対策について>                                                                  質問3①今年度の商品券事業を契機として、商店会への加入を促進し、取扱店舗の拡充に取り組む必要がある。考えは。                        答弁⇒①練馬区商店街連合会では、新たなパンフレットを作成し、先月から各商店会を通じて未加入店舗に配布するなど、加入を促進している。               質問②コロナ禍で落ち込んだ商店街の賑わい創出と消費者支援に繋げるため、自民党が提言したプレミアム付商品券事業発行総額の増額に加え、都の補助を活用したキャッシュレス事業を実施していただきたい。区の考えは。                                                       答弁⇒②区では、商店街の賑わいの創出やキャッシュレス化を進めるため、本事業を活用した区内の商店街支援策を積極的に検討していく。               質問③昨年提案しました飲食店等に農産物を納入している農家に対して、地場野菜の販売マルシェ等を実施されたことを評価。今後もさらなる取組みが必要。考えは。   答弁⇒③今年度も感染状況を踏まえながら、マルシェを支援していく。                                              質問④アプリを開発しただけでは周知強化には繋がらない。利用者を増やすための取組や、情報の更新など、アプリの効果をしっかりと発揮できるようにすることが重要。区の考えは。                                                                         答弁⇒④SNSを活用したPRを行うなど積極的に周知し、アプリを利用する多くの方に都市農業の魅力を楽しんでもらうよう取り組んでいく。             <公共交通の整備について >                                                                質問4①西武新宿線の立体化の実現に向けた、現在の都の検討状況や区のまちづくりの進捗状況は。                                 答弁⇒①今年度中の都市計画決定に向けて手続きを進めている。                                                 質問②都立家政駅・鷺ノ宮駅などを含む野方駅~井荻駅間の進捗状況は。                                              答弁⇒②現在、都が構造形式や施工方法等の検討を行っていると聞いている。沿線区間では、鉄道立体化の早期実現を目指して、各駅周辺のまちづくり方針の策定など、取り組みを進めていると聞いている。今後も沿線区の取組状況の把握に努めていく。                                          質問③補助133号線の千川通り(中村北3丁目付近)から新青梅街道(上鷺宮1丁目付近)までの区間の整備について現在の進捗状況は。               答弁⇒③区では、早期に整備を進めていくよう、都に働きかけている。                                              質問④目白通りから練馬城址公園(としまえん)・補助172号線までの区間の早期事業化を図られるよう、都に強く要請されたい。いかがか。             答弁⇒④都に対し、一日も早い事業着手を要請していく。                                                    <中村橋駅周辺のまちづくりについて>                                                            質問5①多くの公共施設の再編・改修も視野にいれた、文化・芸術を中心にした、商店街を含む周辺地域が、賑わいが創出されるよう駅周辺の全体のまちづくりを検討すべき。いかがか。                                                                       答弁⇒①公共施設の再編等の機会をとらえ、整備する施設と連携した更なるまちづくりについて、今後も地域から意見を聞き、検討していく。              <教育環境の整備について>                                                                 質問6①今年度予算の緊急対応としてアクションプラン・公共施設等総合管理計画事業で延期された学校校舎改築計画の見直しも含め、過大規模校である、中村小学校、仲町小学校、大泉第二小学校、上石神井小学校、高松小学校、開進第三学校などの改築校を増やし、スピードアップして整備を図り、少人数学級への対策を早急に講じるべき。いかがか。                                                                          答弁⇒①今後の景気や歳入の動向を見極めながら、中長期的な視点に立って必要な改築を行っていく考え。                              質問②改築には相当な財源が必要であり、国や東京都に対して補助金の増額を働きかけるとともに区債の弾力的な発行で財源確保を。いかがか。             答弁⇒②引き続き国や都に補助金の拡充を要望するとともに、起債を積極的に活用していく考え。                                  質問③景気対策として校舎改修工事を追加発注されたい。また、平成5年に自民党が提言した小中学校への空調機の整備を令和7年度までに全小中学校に整備されたい。併せて、中学校武道場への空調機を整備されたい。                                                         答弁⇒③国や都の財源を積極的に活用し、令和7年度までに全小中学校の体育館へ空調機が設置できるよう最大限の努力していく。また、中学校武道場への空調機の設置は、検討していく。                                                                        これからも、新型コロナウイルス感染症対策防止の切り札である、ワクチン接種(練馬区モデル)が円滑に進むよう全力で取り組んでまいります。            引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。                                                  練馬区議会議員 都市農業・みどり環境等特別委員会・委員長 小林みつぐ事務所拝

 

R03.05.09・2L-2第二定例会掲示板本日、6月18日(金)練馬区議会第二回定例会が閉会しました。今定例会では、条例12件、道路認定5件、契約3件を審査の過程で一部会派の反対がありましたが、原案どおり可決しました。また、補正予算は一般会計と国民健康保険会計について、緊急対策として、ワクチン接種体制強化や医療体制充実に要する経費のほか、困窮する区民の経済・社会活動の再開を支える事業に要する経費等を計上(合計約19億8千万円)した補正予算を原案通り可決しました。一刻も早く予算が執行されるよう行政を強く指導してまいります。今後とも、感染拡大防止の切り札であるワクチン接種(個別接種と集団接種を併用する練馬区モデル)が円滑に進むよう全力で取り組んでまいります。そして、74万区民の命と健康と生活を守り、皆さまが安全で安心して日常生活・地域活動を送れるように精一杯努力してまいります。 練馬区議会議員 都市農業・みどり環境等特別委員会・委員長 小林みつぐ事務所拝